災害時には初期段階でいかに身を守ることができるか、というのが最大の要件です。
初期段階で大きな怪我をした場合、行動が大きく制限されてしまい、危険が倍増してしまいます。
家庭での初期被害といえば、家具が倒壊し、その下敷きになるということが挙げられ、
それを防ぐ為にも、大きな家具には転倒防止ストッパーを是非お取り付け下さい。
災害用品というのは保険と同じで、必要なときに買うことはできません。

～　今すぐ出来る住まいの地震防災対策　～

阪神淡路大震災では死亡原因の約 8 割が、家屋や家具類の倒壊による圧迫死でした。
また、家具が倒れたことで、その下敷きになったり逃げ道をふさがれ
負傷した人が、負傷者全体の半数近くを占めました。
地震が起こった時刻は、朝 5 時 46 分。
まだ寝ていたため、倒れてきた家具に足をはさまれて、
動けなくなってしまった方が大勢いたのです。
就寝中に地震が発生した場合、圧死者は急増します。
悲しいことに、普段何気なく使っているタンス等の大型家具が、
圧迫死・窒息死や大怪我に至る凶器となってしまいます。

しかし、家具類の転倒や落下物による被害は、事前に
備えておくことで最小限に食い止めることができます。
グラッときてからではもう遅い！
大切な家族の命はまず身近なところから守りましょう。